2024-02-27 【日本史用語解説】東大寺再建(鎌倉時代) 【日本史用語解説】東大寺再建(鎌倉時代) 奈良時代、聖武天皇期に建立された東大寺だが、1180年に平重衡の軍勢によって焼き討ちにされた。 この東大寺を復興したのが重源である。重源は後白河法皇や源頼朝、藤原秀衡といった有力者から庶民まで、幅広く寄付を受けて約20年の月日を経て、東大寺を復興させた。建築様式は大仏様。 大仏の修復にあたっては宋から来日していた技術者・陳和卿が大きな役割を果たした。渡宋経験のあった重源は、東大寺再建に宋の建築技法を多数取り入れている。 なお、現在の東大寺は江戸時代に再び再建されたものである。